運命すら変え得る。そのために運動をしよう。 ダイエットヴィレッジ
ダイエットヴィレッジというテレビ番組を見ました。
DIET VILLAGE/ダイエット・ヴィレッジ|日本テレビ
8人の男女で一か月のダイエット合宿を行い、メンバー合計で体重-100kgを目指す、という番組です。
徹底したトレーニングと適度な食事管理で合宿生活をしていくんですが、厳しいトレーニングと見知らぬ人との集団生活で、メンバー間のゴタゴタが生まれたり、そこから団結して目標達成を目指していく姿は思わず自分も頑張ろう!と思わされました。
8人の登場人物の中で、最も僕が注目したのは粕谷という男性メンバーの中で最も目立たない人物でした。
登場する男性メンバーは3人で
藤村・・・元イケメン、リーダー的存在で最初から最後までトレーニングを引っ張り、メンバーを鼓舞する。チームの士気を下げかねないメンバーのモチベーションを上手く引き出し、全体の底上げを計るなどマネジメント力もありそう。
井上・・・糖尿病持ち。言い訳しがちでトレーニングをリタイア、サボりがち。序盤は熱い藤村と対立しかけるも、着実にトレーニングをこなし、15kg以上の減量を達成。
特に番組序盤ではリーダーで率先して頑張る藤村と、言い訳をしがちな井上の対立が描かれ、粕谷は集団の中で存在感があまりありません。二人が男性部屋で口論している際も、黙って寝ころびながら様子を窺っているだけでした。
スタッフとの会話でも、「(藤村と井上が)ちょっと考え方が違ってて難しい」「女性陣の人間関係が不安」などと、ちょっと事なかれ主義な面が見え隠れします。
そんな粕谷が、合宿中盤では、トレーニングに集中していないメンバーに対して面と向かって「その態度はおかしい」と自ら厳しい指摘を行うようになります。
さらに、最終計量では目標体重に及ば周囲に謝る女性メンバーに、「ごめんなんて言わなくていい。足りない分は俺たちがカバーするから。本当に頑張ったと思う」と、人を励まし、チームの中からの発言をしています。そして「俺が!(目標達成まで)持っていきます!」と力強く宣言します。
これは一か月の合宿生活で、メンバー同士の人間関係がうまく構築されたからこそ出た発言だとも思います。
しかしそれ以上に、運動によるセロトニンやβ-エンドルフィンの分泌効果で、思考や行動がポジティブになっているのではないかと僕は考えます。
合宿序盤と最終日では、粕谷の声色、言葉のチョイス、立ち姿、顔つきが明確に変わっています。(後者2つは16kgも痩せれば当然か?)
運動は言動を、思考を変えてくれます。
ダイエットヴィレッジのようなハードなトレーニングとまではいかずとも、軽いランニングや自宅でもできる軽い筋トレを継続し、ポジティブで力強い人間へ一歩進みたいものです。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
マザーテレサはかつて言いました。
その言葉に倣えば、運動はいつか運命すらも変えてくれるのかもしれません。
では、22時なので僕は寝ます。